経営管理責任者とは
建設業の許可は、のれん分けのように知識や経験のない者には建設業許可をしない仕組みになっています。
建設業許可を取るには、それぞれの建設業の業種の経営経験のある経営管理責任者
という役職の者が必要になります。
経営管理責任者の条件
経営管理責任者は、その建設業許可を取るべき業種で５年以上の経営者経験（個人事業主または会社の常勤取締役）が必要になります。
愛知県ではその経営者経験の確認方法として、以下の内容が問われます。
個人事業主の場合：
１．確定申告を５年分していること。
２．契約書や見積書、領収書などで業務の具体的な発注などが確認できること（月１回程度、５年分）。
３．他の建設業の会社に、常勤の取締役として登録されていないこと。
会社の取締役の場合：
１．常勤の取締役であること（会社の登記に記載されていて、給与実態があること）
２．建設業許可を受けていない会社の場合、契約書や見積書、領収書などで業務の具体的な発注などが確認できること（月１回程度、５年分）。
３．他の建設業の会社に、常勤の取締役として登録されていないこと。
個人事業主が、経営管理責任者の要件を満たすために
人を雇うレベルになれば、確定申告も税理士に頼んでする様になると思います。でもそうでない場合には、なかなか確定申告をすることが高いハードルになると思われます。
経営管理責任者の要件を満たすために、毎年確定申告をするか、難しいかもしれませんが、建設業の許可を取るためということで相談の上、親会社の取締役にしてもらうことを頼んでみてはいかがでしょうか。